産後ママ必見!恥骨痛・腰痛は骨盤矯正しますvol.1
執筆者:おひさま整骨院 院長 田村 嘉逸
1. 産後の恥骨痛・腰痛の原因とは?
産後、多くのママが「恥骨痛」や「腰痛」に悩んでいます。特に20代から30代の出産を経験したママたちは、妊娠中から出産後にかけての身体の大きな変化により、骨盤周辺に不調を抱えやすくなります。これらの痛みは、早期に対策をしないと長期間にわたり続き、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。まずは、「恥骨痛」や「腰痛」がなぜ起こるのか、その原因を詳しく見ていきましょう。
恥骨痛の原因
「恥骨痛」とは、出産時に赤ちゃんが産道を通る際に広がった恥骨が、産後にうまく元の状態に戻らないことが原因で引き起こされます。妊娠中に分泌される「リラキシン」というホルモンが体に大きな影響を与えます。このホルモンは、妊娠中に骨盤周辺の靭帯や筋肉を緩める役割を果たしますが、そのため骨盤や恥骨が自然に広がりやすくなります。リラキシンの影響で骨盤が緩むことで、赤ちゃんが産道を通りやすくなり、出産をスムーズに進めるためには必要不可欠なプロセスです。
しかし、産後もリラキシンの影響がしばらく続くため、骨盤や恥骨が正常な位置に戻らない場合があり、それが「恥骨痛」として現れます。特に、歩行や立ち上がる際に痛みが増し、激しい痛みを感じることが多いです。さらに、姿勢や日常の動作によって恥骨周辺に圧力がかかることで、痛みが悪化し、場合によっては歩行や移動が困難になることもあります。
また、出産時に赤ちゃんが大きかった場合や、骨盤が過度に広がったケースでは、恥骨周辺に過剰なストレスがかかるため、痛みが強くなりやすいとされています。このような状態を放置してしまうと、恥骨が回復せず、慢性的な痛みとして長期間にわたり影響を及ぼすことがあります。
腰痛の原因
「腰痛」は、出産後の女性にとって非常に一般的な問題です。出産時、骨盤が赤ちゃんを通すために広がるプロセスは、恥骨痛の原因と同様に腰にも大きな影響を与えます。骨盤が広がり、その後に元に戻らない状態が長く続くと、骨盤が歪んだ状態のままになり、これが「腰痛」を引き起こします。
さらに、産後の育児は腰痛を悪化させる要因の一つです。産後、ママは赤ちゃんを頻繁に抱っこすることや、授乳時に前かがみの姿勢を続けることが多くなります。この姿勢は、腰に負担をかけやすく、腰椎や筋肉にストレスを与えます。また、育児に伴う家事なども、腰に過度な負担がかかりやすい活動の一つです。この結果、腰痛が慢性化することがよくあります。
特に、産後の女性は筋力が低下しやすく、特に骨盤周辺の筋肉が弱まります。筋力が低下することで、体を支えるためのサポート力が不足し、腰や骨盤に余計な負荷がかかりやすくなります。骨盤が歪んでいる場合、その歪みを補おうとして他の部分に負荷がかかり、結果的に腰痛がひどくなるケースも少なくありません。
また、骨盤の歪みによって腰椎にかかる負担が不均衡になり、椎間板や筋肉にストレスがかかることで、痛みが引き起こされます。このような腰痛は、放置してしまうと日常生活に支障をきたし、立ったり座ったりするたびに痛みを感じる状態が続いてしまうため、早期のケアが必要です。
骨盤の歪みと筋力低下が痛みの原因に
産後の恥骨痛や腰痛の主な原因は、骨盤の歪みと筋力低下です。妊娠中に広がった骨盤が自然に元に戻らないまま歪んでいると、体のバランスが崩れ、骨盤周辺や腰に過剰な負担がかかることになります。この状態を放置すると、体全体の姿勢が悪くなり、痛みが慢性化する可能性が高くなります。
また、妊娠中に腹部や骨盤周りの筋肉が伸びきってしまい、産後に急速に筋力が低下することで、骨盤や腰を支える力が不足し、これが痛みを引き起こす原因の一つとなります。
これらの痛みは、自分で簡単に改善するのが難しいため、適切なケアが非常に重要です。特に、整体や骨盤矯正を取り入れることで、骨盤の歪みを正し、筋力をサポートすることができるため、早期の改善が期待できます。
自宅で行うセルフケアも大切で、整体や骨盤矯正と併せて行うことで、より効果的に痛みを和らげ、体の回復を助けることができます。
産後の恥骨痛や腰痛に対しては、骨盤矯正と整体による早期のケアが非常に重要です。痛みを長引かせないためにも、早めに専門的な施術を受け、体のバランスを整えることが最善の方法です。
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